ホームページ作りを始めてからほぼ2週間が経過しました。Jimdoの全体像をようやく掴むことができたように思います。洒落たホームページを作りたい方には不満が残るのかもしれませんが、私のように情報発信のツールとして使いたい人間には十分満足のいくツールだろうと思います。
やりたいと考えていたことはほぼ実現できました。とりわけ普段,メモ代わりに使っているEvernoteの情報を活用できるかどうかが一番知りたかったことです。
Evernoteに登録した情報が使えれば、どういう過程から私がそう考えているのかという根拠をホームページの文書の中に詳しく書かずに情報源(Evernote等)としてリンクを貼ることで読者の方に提示することが可能だからです。Evernoteは文字情報、画像、Excelで作った表、手書き文字等々をコピペで保存できる優れたクラウドツール(メモ帳)です。
Jimdoのサイトに掲載されたマニュアルやJimdoの利用者が公開しているブログやホームページの情報からWeb記述用のツール(プログラム言語)を使えば、ホームページの細かい修正ができることが分かりました。しかし、こうしたツールを使うことは、逆にその後のメンテナンス労力を増やすことにつながり、せっかくの作成もメンテナンスも簡単というJimdoのメリットが低下することになります。
大企業で使うような高度なホームページを作ることはできないようですし、システムとしての安全性、安定性の点からもJimdoの機能は限定的なものだと思います。今の時代、現場の人が実務でBasic言語を使って業務用のプログラムを作るようなことがほとんどなくなっていることを考えるとJimdoでWeb記述言語を利用するのは、現場担当者レベルでは時代錯誤のようにも思います。Basicを使うよりExcel等のアプリで工夫する方がずっと生産効率がいいように思います。
おそらく現場の人がBasicを使うということは、他に目的を達成する方法がない場合以外、ほとんど趣味の世界になってしまうだろうと思います。JimdoをWeb言語を使って凝ったホームページを作ることもこれに似ているように思います。大半の利用者にとって、自分の目的をどうやって実現するかが一番大切なことだと思います。資金があり、高度なホームページが必要なら、間違いなく専門家にお金を払って作成するべきでしょう。メンテナンスもお任せするべきだと思います。
JImdoのいいところは、簡単に作れて、メンテナンスも簡単だということです。私は、ホームページに関しては、どうやって情報を伝えられるかを重視しているので細かい体裁は、あまり気になりません。強いて言えば、ホームページが貧弱過ぎて、発信内容まで疑問符が持たれるようであれば、これは許容できないと思います。身なりで人間性まで疑われるのは困ります。しかし、高価な服装でなくても、簡素で清潔な服装の方が私は好きですので、そういう意味で、Jimdoは合格点だと思います。
Jimdoは、見出しや文章で使うフォントの種類や大きさを予め設定しておく必要があります。作成時に文章の中で細かく設定することはできません。しかし、ホームページで使用されているフォント全体を変更することはあっという間にできます。フォントがホームページ作成後、気に入らなければ、ホームページ全体のフォントを一瞬で変更できます。
私は、細かい設定ができることより一瞬で全体を変更できる方を選びます。文章中の部分的なフォント変更ができないこと(Web記述言語を使えばできますが)は、その分よけいなことに気を使わないで済むということだと思います。見出しは、予め3つ設定できるようになっており、見出しを作成するときは、3つの中から選択できるようになっています。
自由度の高い製品程、一般の利用者にとっては使いにくいものはないのではないかと思います。世の中で高機能な家電製品の機能を使いこなしている方が、一体どれ程いるでしょうか。ほとんどいないのではないでしょうか。おそらく、お年寄りにとって、テレビのリモコンは、電源とチャネルボタンだけあれば十分なのではないでしょうか。NHKしか見ない方なら電源ボタンしかいらないのかもしれません。
スポーツのルールも同じことが言えると思います。単純な限られたルールのスポーツ程、面白いと思います。ボクシングは、基本的にはリングの中で一定の時間殴り合うだけですし、野球も球場の中でボールを投げる、打つ、捕るの3動作だけのように思います。あるのは、公平性を保つためのルールだけです。
Jimdoが使いやすいのは、スポーツと同じで基本動作がシンプルで分かりやすいことにあると思います。制約があるから創意工夫が生まれるように思います。何でもできるものが最も役立つのは、基礎研究に携わる研究者だけではないでしょうか。一方で、限られた道具でも使いこなすことで芸術品を作る職人がいます。単なる高機能化ではなく、自由度より一定の制約により利用者の創意工夫の余地を残すスタイルの方が私は、望ましいように思います。
その代わり、バッグ(不具合)があれば速やかに改善し、システムの安定性を確保して欲しいと思います。例えば、最初に貼った外部リンクがうまく変更できないことです。以前のリンクを削除して、新しいリンクを設定しても、以前のリンク先に飛んでしまうことです。そのため、仕方なく、該当するコンテツ全体を削除してから、保存しておいたデータを新しく作成したコンテンツに貼り付けてからリンクを再設定しています。
そして、最大の欠点は、Jimdo自身では、データのバックアップができないことです。ですから私は、最近、文章はWindowsのメモ帳で一旦、原稿を作成してから、ホームページにコピペしています。そして、ホームページ上で修正した場合は、文章を再度、メモ帳にコピペすることにしようと思っています。しかし、これはまだ実行していません。ちょっと面倒くさいなというのが本音です。
Jimdoの機能としてデータのバックアップ作成ツールを是非提供して欲しいと思います。
さて、ホームページが出来上がっても最近までGoogleで検索できませんでした。しかし、「Jimyodo it yourself (Jimdoで、ホームページを自分でつくる)」というホームページの「7.完成したらやる事」という記事のページに行って「検索エンジンに申請」の項の「Googleのサイト登録←これは、必ず登録してしまいましょう。」の「Googleのサイト登録」をクリックしてGoogleのウェブマスターツールで自分のホームページのURLを打ち込むことでGoogleの検索に引っかかるようになりました。
最初の検索は、TOPページのタイトルと「〇△〇△.jimdo.com」の「〇△〇△」の部分の2つのキーワードで検索すれば引っかかってくるはずです。その後、ホームページのTOPページで右側の管理メューのSEOという項目をクリックすると「検索エンジンに対する設定」画面が開きます。画面の一番下のGoogleプレビューという項目にGoogleで検索したときの自分のホームページのページタイトルが表示されています。設定画面の中のページタイトル、説明、タグ(キーワード)の項目に入力すればOKです。ページタイトルを変えると画面の一番下のGoogleプレビューの表示も同時に変わります。ページタイトルが編集できるのはフリープランではTOPページだけのようです。入力する前に右上のリンク「さらに詳しく」をクリックすれば、入力方法等の説明が参照できます。
そして最後にページタイトルの横の「全ページ共通のページタイトルを編集」(注:共通のサブタイトル!)という項目をクリックして、ページタイトルを入力します。ここでいうページタイトルは、実際には、ページタイトルの後ろ(ーの後の部分)のサブタイトルのことを指しています。「-」の左側の部分のページタイトルは、他のページではグレー表示され、編集できません。TOPページしか「-」の左側の部分は変更できません。Googleで検索したときに画面の上に表示される項目の「ー」の右側の部分がここで入力したときの内容になります。お気に入りに追加のときに表示される「名前」の中の「ー」の右側に表示される部分です。
GoogleのURLの申請とSEOのタイトル等の入力が終わったら、Googleで実際に検索キーワードをいろいろ変えて試してみるといいと思います。自分のホームページがどういう検索キーワードを入れると表示されるか確認してみるといいと思います。そして、TOPページのタイトルやページ共通のサブタイトル、タグ(キーワード)を検索されやすいものに変更するといいのではないでしょうか。Googleは独自のアルゴリズムでネットの情報を解析して検索順位を決定しているそうですので、これだけで検索の上位に入るかどうかは分かりません。
Googleの検索エンジンは、サイトで使用されている文言も考慮しているそうですので禁句に当たるような語彙は避けた方が検索順位が上がるのかもしれません。ただタイトルが余り使われていないような表現なら検索結果の上位にくる可能性があります。知人や友人にホームページの開設と検索キーワードをメールでお知らせして検索してもらえれば、検索される回数が増えるように思います。
また、ホームページの下に「このページを推薦」というJimdoの機能を設定すれば、そこをクリックして送信者と受信者のメールアドレスとメッセージ欄に入力してもらうだけで閲覧者の輪を広げることが可能です。開設のメールを送った相手にこの機能を知らせておけば、検索回数の増加が見込めそうです。
上記の機能は、管理メニューの設定の「フッター編集」で「ページの推薦」という項目の前のチェックボックスにチェックを入れるだけで設定できます。ちなみに、フッター編集項目には「コピーライト表記」のための入力欄があります。私は、ここに自分のホームページの内容を伝える文言を入れて使っています。