食事
先週、テレビ東京のカンブリア宮殿で埼玉種畜牧場(サイボクハム)の経営を紹介する番組を見て、行ってみたくなり、夏休み期間中の平日に実際に行ってみた。牧場に着いたのは、午後1時過ぎだった。カンブリア宮殿の放送直後だったので、混雑が予想されたが、駐車場は余裕があり、七分位の入りだったろうか。
ただし、お目当ての「レストランサイボク」は客で一杯だった。バーベキューコーナーが40分待ち、「とんかつ」を提供しているレストランは80分待ちとなっていた。しかも、「とんかつ」は、全種売り切れの掲示が入口に出ていた。他に軽食コーナーもあったが、あまりお客は、入っていなかった。それで、牧場内の温泉「花鳥風月」のレストランで食事をして、お風呂に入り、帰りにサイボクの商品をお土産に買うことにした。しかし、温泉館の中のレストランも客待ちでレストランの中に入ったのが、2時半を回っていた。そして、食事が出てくるのも少し時間がかかった。予め、時間が少しかかると言われていたので仕方がないが。味は、おいしかったので良しとする。館内は、清潔で、レストランには、ホテルの食事コーナーのような高級感がある。
温泉
食後に温泉に入ったが、以外と空いており、ゆっくり温泉を楽しむことができた。注意しなければならないのは、館内に入るときに靴をロッカーに預けるシステムなので、土足厳禁だ。私は、初めて来たので床の絨毯に書いてあった、靴を脱いでから上がってくださいという注意書きを見落として土足で上がってしまった。
食事だけでもOKだが、入浴する場合は、事前に利用料(平日1,000円)を支払って、袋に入ったタオルセットを受け取るシステムになっていた。洗面に必要なものは、洗面所と浴室にすべて備え付けになっており、利用料以外、何もお金がかからない。つまり、着替え以外は必要なく、手ぶらで温泉を楽しめる。
温泉は、日によって2つの温泉場が、男湯と女湯に切り替わる仕組みになっている。私は、最初に露天風呂に入り、その後に「炭酸泉」に入った。湯温がちょうど良く、ゆっくりと温泉に浸かることができた。
帰りにミートショップで、お土産に「しそウインナー」と「あらびきフランクフルト」、そして豚肉を買った。しそウインナーは試食を食べたらおいしかったので2つ買った。
臭いがしない
東十条にある、有名な焼きとん店の店主が、新鮮な肉は焼いたときに臭いがしないと言っていたのを思い出した。店の名前も「埼玉屋」だが、埼玉の名前と埼玉種畜牧場との間に何かつながりがあるのだろうか。それとも単なる偶然なのか調べていないので分からない。ただし、このお店は、独自のルールがあるので、行く前に店のことを調べてから行くことをおすすめする。
温泉館のレストランで食べた豚肉も臭いがしなかった。やはり、食品の鮮度に勝る、うまみは存在しないのかもしれない。先日の中国の肉の加工工場のひどさを考えると安心安全のための自給自足の確保が必要だと思う。
今回、サイボクハムに来たのは、農産業の6次産業化実現のモデルだというこの牧場を見てみたかったからだ。牧場は、来場者が森の中にでもいるように感じる自然に囲まれ、牧場内の緑もきちんと手入れされており、とても気持ちがいい場所だ。ただ、強いていえば、サービス産業としてのさらなる質の向上の余地があるように感じた。