街づくりとは
街づくりを箱物づくりと勘違いしている役所がいまだに多い。街づくりはテレビに似ているように思う。チャネルが増えても良質な番組が提供できなければ人は集まってこない。衛星放送の番組は、テレビショッピング、スポット紹介、地デジの再放送、韓国ドラマ、スポーツがほとんどで自ら制作した良質な番組は皆無に近い。
地上放送の映像がデジタル化で良くなった現在、衛星放送の存在意義が希薄になっているように思う。地デジの番組もバラエティばかりで同じような内容の番組ばかりだ。創意工夫を忘れた作り手は、いずれ淘汰されるようになるだろう。
街づくりも創意工夫のない、箱物行政の産物は結局、税金の無駄遣いになるだけだ。ある自治体が、スーパーと公共施設を一体化したビルを建てたが、行ってみたら、床はピカピカだが、販売している地元産の生産物や名産品は、量も少なく、商品自体に魅力がなく、10分程施設の中をうろうろして何も買わずに帰って来てしまった。
大切なのは、作られた商品自体にどれだけ魅力があるかだ。地域興しや地場産業の育成を看板にしても肝心の産品に魅力がなければ、かえって事業者の努力を放棄させることになるように思う。コンピューターがソフトなければ、ただの箱であるように、箱物もそれを運営するソフトがなければただの箱どころか、金食い虫となるだけだろう。
コーリンの鉛筆削り機
リフォーム後の家財の整理をしていたら、こどもの頃に使っていたコーリンの鉛筆削り機が出てきた。もう50年以上前に買ったものだ。表面は塗装が剥げてしまっているが、鉛筆削りとしてちゃんと使える。電動ではなく、手動のシンプルな製品だ。最近はあまり使っていなかったが、シンプルな製品は製品寿命も長いように思う。単機能のシンプルな製品作りに回帰する道もあるのではないだろうか。シンプルで素材を大切にした美しいデザインの製品は、商品としての寿命も長いのではないだろうか。壊れにくく、壊れても簡単に修理できる製品が私は好きだ。
アラビアのロレンス
ソニー・ピクチャーズ、読売新聞の会員制サイト「読売プレミアム」、映画館オンデマンドサービス「ドリパス」の3社によるコロンビア映画の人気投票で、『アラビアのロレンス』(1963年)が1位に選ばれたという。私の一番、印象に残っている映画だ。これまで何度か見た。録画も保存している。やはり、多くの人の記憶に残っている映画のようだ。
一番印象に残っているシーンは、やはり「地平線の彼方の蜃気楼が次第に黒い人影となるまでの3分間」だ。それと何故だか、レモネードを飲むシーンが印象に残っている。たまに茶店でレモネードを頼むのはこの映画の影響のように思う。
藤山直美
最近、TBSで「最強のオンナ」というドラマを見た。主演を務めた藤山直美の演技にちょっと感動した。藤山寛美の娘だというくらいの知識しかなく、これまで藤山直美が出演した番組を一度も見たことはなかった。今回もたまたまチャネルを合わせただけで意識して番組を選択した訳ではない。
直美の演技を見ていて、こどもの頃、テレビの生中継で父親の藤山寛美主演の関西喜劇を見ていたことを思い出し、その頃の藤山寛美のしゃべり方や表情が蘇ってきた。その確かな演技を今更ながら思い出した。
遠藤憲一
藤山直美のことを書いたら、遠藤憲一のことに触れたくなった。私は、ナレーションでは、「ガイアの夜明け」の蟹江敬三の声と「積水ハウスのCM」の遠藤憲一の声が秀逸のように思う。不細工な役者の方がイケメンより魅力的な声の持ち主が多いように思われる。
一般的に不細工と思われる役者の方が、味があり、見飽きないように思う。最近は、顔の整ったイケメンタレントで魅力のある人は少ないように思う。私が最初に遠藤憲一を認識したのは、初主演作品として話題となった「湯けむりスナイパー」だ。それまでは、ドラマの脇役で見たことがある程度だった。藤山直美も遠藤憲一に通じる不細工の魅力を持っているように思う。
酸化防止剤無添加ワイン
最近、酸化防止剤無添加ワインを飲むことがある。というのも私は、ワインを飲むと翌日、二日酔いに悩まされることが多いからだ。これまでの経験では、ボトル半分以上ワインを飲んだ翌日は、ほぼ100%二日酔いになっていた。しかし、酸化防止剤無添加ワインを飲んで二日酔いになったことはこれまで一度もない。その代わり飲み過ぎてしまうことがある。
酸化防止剤の功罪についてはいろいろ意見があるようだ。確かに、私の周囲には、ワインが好きで、ワインを飲んでも二日酔いにならない人も多い。体質もあるのかもしれない。
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