(書評抜粋)
著者は90年夏、ローマ法王からの手紙をうけとり、翌年の新たな「レールム・ノヴァルム」(革命)のテーマとして「社会主義の弊害と資本主義の幻想」を提案し、採用された。直後にソ連が崩壊、今、格差を問題視するピケティの『21世紀の資本』が世界的ベストセラーとなって顕在化している。まさに宇沢の慧眼(けいがん)が証明されたのである。
[評者]水野和夫(日本大学教授・経済学)
(書評抜粋)
著者は90年夏、ローマ法王からの手紙をうけとり、翌年の新たな「レールム・ノヴァルム」(革命)のテーマとして「社会主義の弊害と資本主義の幻想」を提案し、採用された。直後にソ連が崩壊、今、格差を問題視するピケティの『21世紀の資本』が世界的ベストセラーとなって顕在化している。まさに宇沢の慧眼(けいがん)が証明されたのである。
[評者]水野和夫(日本大学教授・経済学)
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