昨日は、午後から気温が上がり、春の陽気になると天気予報が伝えていたので、桜の開花を期待して日比谷公園に行った。心字池に近い有楽門から公園に入った。昼下がりの園内は、結構、人出があった。陽だまりのベンチに腰掛けている人、花の写真を撮っている人、園内を散策する人で賑わっていた。
園内のテニスコートに近い広場の隅のベンチの後方に一本の桜が開花し始めていた。3分から5分咲き程度だろうか。家族連れや夫婦連れがベンチに座り、その上に蕾み混じりの桜の花を付けた枝が青空に広がっていた。
公園を進んで行くとたくさんの白いテントが見えた。何か、イベントをやっているようだった。近づいてみるとラーメンや焼きそば等のB級グルメ屋台が噴水を取り囲むように店を出していた。近くのテントが張られてテーブルが設営された飲食コーナーではたくさんの人がビールを飲んだり、ブースで購入したラーメンやおかずに舌鼓を打っていた。
日比谷門の前に臨時の黄色い巨大なアーチが設置され、イベントのチラシを係の人が公園に入って行く人に配っていた。イベントは「地元めしフェス“クオーゼイ”in日比谷」という名前で100を超えるお店が出店しているそうだ。開催期間は26日から29日の18時まで。
さらに公園を進んで行くと西幸門の広場に桜が開花しているのが見えたので行ってみた。門の前の広場の桜が5分咲きになっていた。日当たりがいいせいか、公園内の桜より開花が進んでいる。見上げた花がついた桜の枝の向こうに青空が広がっていた。枝振りが初々しく、桜の花が清楚で春の訪れを感じることができた。
花見の後、休憩のつもりで図書館に寄ってみた。2階の閲覧室は、満員で席を見つけるのも大変だった。サラリーマンらしき人から時間をつぶしていると見られるリタイア世代の人や何か事情のありそうな若者まで様々な人生が脳裏に浮かんできた。NHKの「ドキュメント72時間」でカメラを設置したらいいドキュメントに仕上がるだろうなどと変な妄想をしてしまった。決して他人の人生を覗き見したいということではない。 おしまい
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