前著『機械との競争』で衝撃を与えたマサチューセッツ工科大学のコンビによる、膨大な調査・研究に基づいたテクノロジーと未来を描いた全米ベストセラー
(原題The Second Machine Age: Work, Progress, and Prosperity in a Time of Brilliant Technologies)
蒸気機関の発明によるファースト・マシン・エイジは18世紀後半に始まった。いま、コンピュータを中心としたセカンド・マシン・エイジに突入した。人工知能の急速な進歩によるデジタル・イノベーションは、グーグルの自動運転車やチェスやクイズで人間のチャンピオンを圧倒する人工頭脳ワトソンなどに象徴されている。しかし、まだまだ序の口に過ぎない。
人類は蒸気機関によってもたらされたと同様の、それまでとグラフの向きが変わり始める点である「変曲点」にさしかかったと著者たちは見る。人工知能の進化によって、これまでは不可能と見られていた仕事がロボットに置き換わっていく。その結果、消えていく職業は多い。人間は機械と共存できるのだろうか。ビジネスマン、経営者だけでなく、子供の将来を真剣に考える親たちの必読書でもある。(日経BP書店より)
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