RX3をWindows8.1からWindows10にアップグレードしようとしたが…
Windows10にアップグレードしてから2ヶ月が経過した。あれから大きな不具合は発生していない。ただ、RX3だけ回復ドライブが作成できなかった原因が少し引っかかっていた。Windows7では回復ドライブがサポートされていなかったから、Windows7からアップグレードした場合、回復ドライブが作成できないのだろうか?
ネットで調べても情報が得られなかった。Windows7とWindows8.1のどちらからも簡単にアップグレードでき、ドライバーやアプリの大半の互換性が保たれているということは、作成されたWindows10のシステムが7系と8.1系の2つがあるということだろうか。
そう考えれば、7系のWindows10で回復ドライブが作成できない理由が分かる。もし、そうならWindows10はよくできたOSのように思う。何故なら、7系も8.1系もユーザーからは違いが感じられず、知らなければどちらのOSからアップグレードしたか分からない。
それで、一つの実験を思いついた。RX3をWindows7に戻し、Windows8→Windows8.1とアップグレードしてからWindows10にアップグレードした場合、回復ドライブを作成することができるかどうかを確認する実験だ。もし、回復ドライブが作成できれば、Windows7からのアップグレードでは、回復ドライブを作成できないという結論が正しいことになる。
私がそう考えるのには理由がある。7系のWindows10で回復ドライブの作成をしようとするとUSBメモリの確認の画面にも到達しないでエラーのため作成できませんでしたという旨の表示が現れる。これは、明らかな門前払いだからだ。USBメモリの容量不足も考えられるので16GBのメモリを挿入してみたが、結果は同じだった。ちなみに後述のWindows8の回復ドライブの作成に使ったUSBメモリは8GBだった。
結論から先に言うと実験は失敗してしまった。それは、Windows10にアップグレードするところまで到達できなかったからだ。
アップグレード アシスタントで互換性をチェックした上で互換性のないアプリを削除してから余っていた有償のWindows8のプロダクトキーを使ってWindows8へアップグレードを始めた。しかし、その後に思いもかけない苦闘を強いられることになってしまった。
それは、Windows Update の200個近い更新プログラムのインストールが何回やってもうまくいかなかったことだ。ダウンロードとインストールまではうまくいくのだが、再起動した後の更新プログラムの構成作業で失敗し、インストールした更新プログラムの取り消し作業が延々と続く。ダウンロードとインストールで3時間、その後の取り消し作業で3時間、これをネットで調べた解決策で何回も再挑戦したが、うまくいかなかった。
更新がうまくいかない原因としては、アプリとの競合、更新プログラムが多すぎるためにWindows Updateの作業エリアが不足している等々が考えられるそうだ。そこでアプリの競合対策としてOSまわり以外のアプリを止めるクリーンブート、[システムとセキュリティ] で [Windows Update で問題を解決する]をクリック、Windows Updateの自動更新を停止して更新プログラムを分割してインストール、その他いろいろと試したがうまくいかなかった。それで、Windows8で回復ドライブを作成し、リフレッシュを行うことにした。作成した回復ドライブには回復パーティションが作成されており、この回復ドライブでPCをリフレッシュしてWindows Updateの更新作業を無事クリアした。
そしてWindows8からWindows8.1にアップグレードした。しかし、リフレッシュにより日本語入力のIME以外のアプリはすべて削除されており、インターネットエクスプローラの表示も不調のため、ここから問題を解決していく気力が失せてしまい、あえなく投了となった。しかし、Windows8.1でも回復ドライブを作成することはできた。ただし、作成した回復ドライブには、回復パーティションは含まれていなかった。
ここからは推論になるが、Windows8とWindows8.1の二つとも回復ドライブを作成することができたことからここからWindows10にアップグレードすれば、回復ドライブを作成できる可能性が高いと思われる。そしてWindows7からアップグレードした場合、回復ドライブは作成できない可能性が高いと考えられる。
(注)11月12日の「メジャーアップデート」によりWindows7からアップグレードしたRX3も回復ドライブが作成できた!
→Windows10アップグレード顛末記(追記)~メジャーアップデートのこと
しかしながら、Windows7からWindows10にアップグレードしたRX3は、現在、問題なく稼働しており、EaseUS Todo Backup Freeを使ったシステムバックアップと復元は、問題なく行えることから回復ドライブが作成できないことは、私には大きな問題ではない。回復ドライブを作成してWindows10をクリーンインストールしようと考えている人には問題かもしれないが。
Windows8のアップグレードは、個人設定やファイル等を何も引き継がないで行った方がいいのかもしれない。そうすれば前述のWindows Updateのトラブルも発生しない可能性が高い。そして、Windows8.1→Windows10とアップグレードするべきかもしれない。ただ、それはWindows8のプロダクトキーを持っていて、かつWindows8.1にアップグレードする理由のある人の場合だ。そうでなければ、Windows7のユーザーは、直接Windows10にアップグレードするべきだろう。
Windows10のおすすめの使い方
最後に私がおすすめするシンプルなWindows10の使い方を紹介してこのテーマを締めくくることとしたい。
① Windows 10にPINでサインインする
→Windows 10にPINでサインインする - サインインオプションでの設定
② Edgeは使わない、Edgeに関連づけられたファイルはInternet Explorerに変更する
→Windows 10でファイルとアプリの関連付けを変更する
③ Internet Explorerで表示が遅い、うまく表示されないサイトは互換表示設定を使う
→Microsoft Edgeで表示できないWebページをInternet Explorer 11で表示する
④ タスクバーの検索ボックスを小さくする
→【Tips】Windows 10 デスクトップの検索ボックスが大きすぎるので小さくするか消す方法
⑤ スタートメニューの中のタイルメニューは、タスクバーの延長として使う
→Windows 10の「スタートメニュー」をカスタマイズする方法
⑥ エクスプローラの「クイックアクセス」を活用する
⑦ PCやスマホのデータ交換はDropboxが便利
→Windows10にアップグレードして最初に入れたフリーソフト
おしまい
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