減量を始めた理由
減量作戦を始めてから6ヶ月を過ぎ、現在7ヶ月目に入っている。減量のきっかけは毎年受けている健康診断で血圧が上がっていたことだ。2年くらい前から血圧が高くなりだしたが、最初はいわゆる病院で血圧を測ると高い数値が出る白衣性高血圧なのかとも考えていた。
しかし、翌年はさらに高い数値になり、近所の医者からも血圧が高いようですねと指摘されるようになっていた。食事の量を減らし、塩分を摂りすぎないよう指導されたが、腹八分目で塩分を控えるような食生活の改善は私には難しいように感じていた。
それまでは、私はどちらかと言うと血圧が低めだったので時間が経てば元に戻るかもしれないという甘い期待もあった。医者から血圧を定期的に測るよう言われたが、高い数値を見るのが嫌で家では測らずににやり過ごしていた。
運動も週1回ずつスポーツクラブでの運動とテニスをやっているから大丈夫だろうという都合のいい理由を頼りにしていた。しかし、日中ののぼせた感じや夜の不眠が高血圧の自覚症状として感じられるようになり、やはり生活習慣を変えることが必要なことを認めざるを得なかった。
減量作戦は偶然から始まった
現在続けている減量作戦は全くの偶然の産物に過ぎない。しかし、減量作戦のお蔭で3ヶ月目(正確には2ヶ月半)には体重が7kg減り、以後、血圧は上が120、下が70を超えることはあまりなくなった。一時は上が150、下が90を超えることがあったのだから大きな成果が出たと言える。
ネットで一日一食という記事を読み、ふと何か食事制限をしてみようという思いが湧いてきた。無論、一日一食にしたわけではない。無理のない持続可能な方法をということで始めたのが現在も続いている減量作戦だ。
食事量を減らし、1週間に1回だけのスポーツクラブでの運動回数を増やしてみたらどうだろうかと考えた。食事を減らすとしても一日三食を毎回八分目に抑えるような方法は私には無理だ。
また、炭水化物ダイエットといった炭水化物を抜くような方法は健康に良くないという医者の意見もあるようだし、ごはん大好きの私にはとてもまねのできない方法だ。塩辛い物好きの私には減塩のために毎回、減塩食を食べるようなこともちょっとできない。
こう書くと言い訳に聞こえるかもしれないが、長続きできない方法は最初から排除することにした。こうした減算思考で考えついたのが私の現在の減量作戦だ。
その方法はとてもシンプルだ。それは昼食を抜くことだ。正直、最近はお腹が空いてお昼を摂っていたわけではなく、昼食はひとつのルーチンに過ぎなかったように思う。昼が来たから昼飯を食べていただけのように思う。朝食を抜く方法もあったが、血糖値に悪い影響があるようなので除外した。
最近、テレビの健康番組で朝食抜きは血糖値の急激な上昇の原因になり、成人病の発症につながると警告していた。NHKでは「血糖値スパイクが危ない」という特集番組をやっていた。ただし、朝食を抜かずに3食きちんと食べることが大切だとしているので昼飯を抜くことを是認している訳ではない。
👉 NHKスペシャル“血糖値スパイク”が危ない〜見えた!糖尿病・心筋梗塞の新対策〜
本来なら減塩に注意を払いながら3食を腹八分目にするのが理想だとは思う。しかし、こうしたルールを現実に実行するのはかなり難しいことだと思う。外で出された食事の量が多いときは残し、食べるときは30回以上?よく噛んで食べるなんてことを実践できるのはよほど意思の固い人か、従順な人だけだろう。
それでも外食のランチは楽しみだった。それは、おいしいものが手頃な値段で食べられるからだ。友人や知人とランチを囲むのは実際、楽しい。しかし、健康を取り戻すためには多少の犠牲はやむを得ないだろう。
というわけで最初の2ヶ月半は昼飯を抜いて(1ヶ月後から運動後におにぎり1個食べていた)週3~4日スポーツジムでのランニングに励んだ。それまではランニングマシンを使ってのランニングは20~30分程度だったが、思い切って50分もしくは5kmを目標にして走った。
脂肪が燃えやすい走り方がある
「走った」と書いたが、実際には時速6㎞台の早歩きをしただけだ。しかし、その効果は予想外のものだった。なぜ早歩きにしたかと言えば、私の場合、脂肪が燃えやすい心拍数が6km台で早歩きしたときだったからだ。
年齢によって脂肪が燃えやすい心拍数は異なる。若い人ほど脂肪が燃えやすい心拍数は高くなり、年齢が上がるほど望ましい心拍数は下がる。脂肪が燃えやすい心拍数は最大心拍数の50~65%(もしくは40~65%)程度だそうだ。計算式は以下のようになる。心拍数が65%を超えると有酸素運動ではなく無酸素運動の領域に入り、脂肪が燃えにくくなるので注意が必要だそうだ。
<60歳の場合>
最大心拍数 220-60=160
脂肪が燃えやすい心拍数 160×0.5~0.65=80~104
👉心拍数ダイエットで脂肪燃焼効果UP!運動強度・時間・脈拍数計算方法
👉心拍数ダイエットで脂肪燃焼効果!【計算方法は?】 ~心拍数によって(65%以上になると)有酸素運動をしているつもりでも、実際には無酸素運動状態になっていることもある
最近、テレビでよく八代亜紀の「舟唄」が流れている…
お酒はぬるめの燗がいい
肴はあぶったイカでいい
女は無口なひとがいい
灯りはぼんやり灯りゃいい
しみじみ飲めばしみじみと
想い出だけが行き過ぎる
涙がポロリとこぼれたら
歌いだすのさ舟唄を
この歌を聴いていると体がほっこりしてくる。脂肪が燃えているのかもしれないなどと思い(うそだよ!)、替え歌を思いついた。タイトルは「減量恋唄」とでもしておく。
運動は緩めの走りがいい
マシンは早歩きでいい
お腹は出ない方がいい
汗はじんわり出ればいい
すたすた歩けばじわじわと
脂肪だけが解けてゆく
汗がポツンと落ちたなら
歩き出すのさゆっくりと
実際、マシンで早歩きしているときに汗は最後まで滲む程度だが、脂肪はしっかり落ちていた。私は、それまで減量するにははぁはぁ走らなければならない苦行のイメージしか持っていなかった。
私はこうした情報を事前にネットで調べてから減量作戦に取り組んだわけではない。マシンに年齢別の脂肪が燃焼しやすい心拍数が書かれていたのでそれに従っただけだ。走りながらときどき心拍数を計測するセンサーの付いたバーを握り、心拍数が脂肪が燃えやすいゾーンを維持しているかチェックし、ゾーンをオーバーしているときはマシンのスピードを落とした。
運動の間は、マシンのディスプレーで民放の報道番組をイヤホンは使わずに字幕表示にして見ることで運動の単調さを紛らしている。字幕だけだと司会者やコメンテーターの発言内容のすべては分からない。しかし、たいていの場合、視聴者のために分かりやすいパネルが用意されているのでほとんど困らない。
運動前と運動後の体重の変化
最近では、運動前の体重と運動後のおおよその体重が予測できるようになった。運動前は標準体重マイナス1~2㎏未満、運動後2~3kg未満で推移している。運動後にジャグジー風呂に10分浸かると0.2kg程体重がさらに減る。風呂に入る前に牛乳を飲んで体重が増えても風呂を出たときには脱水効果で相殺されている。
運動後にだいたい0.6kg程度減り、風呂上りに脱水効果で0.2kg程度、合計で0.8kgくらい体重が減っていることが多い。そして、最近気づいたことは前の日の夕食を摂った時間により運動前の体重が1kgくらい違うことだ。
外出して昼抜きで早い夕食を5時くらいまでに済ませた翌日の運動前の体重は1kg程少ない。だから家でもなるべく早い時間に夕食を済ませるように心掛けている。要は前日食べたものは水分として留まるが、時間の経過とともに基礎代謝で消費されたり、尿として体外に排出されるためなのだろう。
遅い時間に食べてその水分が体内に多く留まっている間に新しい食事の水分が加われば当然、余剰なエネルギーとして最終的に脂肪として体の中に蓄えられることが想像される。
内臓脂肪と筋肉はすぐ落ちる、でも筋肉量を増やすのは容易ではない
最初の2ヶ月半で7kgの減量に成功し、血圧も以前のような状態に改善することができたので、減量作戦の本来の目的は達成されているわけだからそのままのやり方を続ければよかったはずだが、ひとつだけ想定外のことがあった。
それは、脂肪も落ちたが筋肉も落ちていたのだ。体重が7kg減少して体脂肪が6.1kg減少していた。しかし、脂肪と同時に骨格筋が0.7kg、筋肉量では0.8kg減少していた。私は、そのときまで有酸素運動による減量で脂肪だけが落ちるものと勘違いしていた。
脚の体脂肪量は1.58kg(26%弱)落ちていたが、脚の筋肉量はほとんど変わらなかった。しかし、体幹の体脂肪量は3.52kg(35%強)減少すると同時に筋肉量も1.1kg(5%弱)減少していた。腕の筋肉量も6%近く減少していた。
実際、こうした筋肉量の減少で減量前にできていた腹筋運動が以前できていたレベルではほとんどできなくなっていた。このまま同じ減量作戦を続けていれば体力の低下は免れないだろうと感じた。
最悪、リバウンドすれば筋肉の減少により減量作戦前より体脂肪率が上がり、基礎代謝の減少によりさらに太りやすくなるリスクがある。そうなれば血圧もまた上昇することだろう。
体脂肪を落とすという目的だけなら有酸素運動(ランニング)+食事制限が最も効果的だと思うが、代償として筋肉量と基礎代謝が下がることで老化が進む恐れがある。老化の一番の原因は年齢とともに筋肉量が減少して基礎代謝が下がることだ。
ということで有酸素運動(ランニング)+食事制限に筋トレを加えることにした。その成果として1か月後(減量4ヶ月目)には骨格筋量と筋肉量とも増加に転じ全体では減量作戦前より増えた。しかも、体重はさらに1.1kg減少し、減量前より8.1kg減少した。体脂肪も8.6kg減少し、体重の減少以上に体脂肪が減った。
ところが、その1か月後(減量5ヶ月目)には脚の筋肉量が微減していた。想像される理由は筋トレには大量のたんぱく質が必要とするためのようだ。腕と体幹の筋肉量は回復傾向なのになぜか脚の筋肉量だけは微減傾向だ。
たまたま減量4ヶ月目に病院で受けた血液検査で「総蛋白質」値が基準値を少し下回っていたことを思い出した。過去の記録を調べても総蛋白質の値が基準値以下だったことは1度もなく、減量の影響と考えられる。
しかし、なぜ腕と体幹の筋肉量が微増傾向なのに脚だけ微減傾向なのか納得がいかなかった。私は、これまで筋トレをまじめにやったことがなく、原因は筋トレ以外思いつかなかった。
ネットで調べてみると筋トレに取り組むためにはたくさんのたんぱく質を通常の1.5~2倍摂ることが必要になると書かれていた。筋トレを始めるときに良質のたんぱく質として鶏肉の胸肉やささ身がいいようなので筋トレを始めた直後は意識して食べていたが、いつの間にかそのことを忘れていた。
一方で良質なたんぱく質を筋トレ対策で食事からだけ補給することは難しいことを知り、現在はプロテインを飲んでいる。それまではプロテインなんてマッチョを目差す人が飲むものかと思っていた。筋トレをする場合、食事からだけでは十分なたんぱく質を摂れないために飲んでいることを知らなかった。
しかし、有酸素運動と筋トレはブレーキとアクセルを同時に踏むような行為らしく、減量しながら筋肉量を増やすのは至難の技のようだ。現実に有酸素運動だけで減少した筋肉をほぼ元に戻すことはできたが、減量前より筋肉を増やせていない。
有酸素運動と筋トレで得たもの
最初の2ヶ月半の有酸素運動+食事制限だけの減量作戦で大幅に体重が減り、血圧が下がり、肺活量が増えた。私の場合は有酸素運動+食事制限から減量を始めたのは正解だったと思っている。
短期間に血圧を下げることが一番の目的だったので減量の入り口としてはよかったと思っている。もし、ネットでいろいろ調べて有酸素運動+筋トレ+食事制限という方法を採っていたら短期間で血圧を下げることはできなかったように思う。
また、高血圧のまま筋トレをするリスクもあると思う。テレビコマーシャルで有名な某ジムで高血圧の人の無理な筋トレ・ダイエットにより脳溢血を起こした事故も伝えられている。持病のある人が筋トレをする場合は医者に相談してからにするべきなのかもしれない。
少なくとも高血圧の人は血圧を下げる対策をした上で筋トレに取り組むべきだろう。一方、健康体の人なら有酸素運動+筋トレで体力を維持・増強するのはいいことのように思う。
私が筋トレを始めてよかったことは疲れにくくなったことだ。いや、疲れにくくなったことに気づいたことだ。正直、筋トレをする前は自分が疲れやすくなっていたという自覚がなかった。テニスや階段の上り下りで息切れはしたが、年を取れば仕方がないという諦めと言い訳を以前は用意していた。
しかし、実際に筋トレをしてみて筋肉量は増えていないが、テニスや階段の上り下りでも息切れすることがなくなったことに気づいた。これは家内も同感のようだ。モモの前後の筋肉を強化するためのマシンはふくらはぎも動かすせいか、脚の血行がよくなったことをはっきり感じている。
👉筋質とは?筋肉の質について~筋質は「筋肉量」よりも敏感に変化する傾向があるので、筋肉量がなかなか増えない女性や高齢者などでも、運動の効果がわかりやすく、運動継続のモチベーションに役立ちます。
👉体脂肪率32%台なのに、筋質点数100点っておかしくない?!~やっぱり定期的な運動が必要ですね。
私は数年前から足の指の爪の一部に鬱血したように変色している爪があったが、このマシンを使い出してから爪の色が改善してきており、このまま爪が伸びれば鬱血痕も分からなくなりそうだ。また、歩いていると足袋を履いて歩いているような感覚を覚える。足裏で地面を掴むような感覚があり、とても気持ちがいい。
こうした現象は筋トレで血行が改善し、毛細血管が増えたためではないかと推測している。他にも筋トレをやり出してから肌にツヤが出てきて体が締まり、しなやかになったように思う。減量作戦を始める前はプールで妻からトドでも見ているような視線を浴びていたのがウソのようだ。
毎年、この時期に受けている健康診断もいい結果が出ている。測定日の体重は8.kg強、腹囲は12cm以上減少していた。例の総蛋白質は、ほぼ基準値近くまで改善していた。最も驚いたのはコレステロール値の改善だ。以前も基準値内だったが、大幅に改善していた。
とりわけ驚いたのが、LDLとHDLの値が逆転し、LH比(LDL/HDL)が1を切っていたことだ。中性脂肪も基準値の下限に近い値になっていた。家内はLDLの値こそ変わらなかったが、中性脂肪が減り、HDLが大きく増加してLH比も1.4以下になっていた。
👉LDLとHDLの比率(LH比)はどれくらいがベストなのか?
こうした血液検査の数値の改善が有酸素運動+食事制限による減量の効果が大きいのか、筋トレの効果もあるのか定かではない。しかし、私は過去にまともな筋トレをした経験はなく、これまでの検査結果ではHDLとLDLの値が逆転したことはない。こうしたことから筋トレがLH比の改善に貢献した可能性があるように思う。
私の現在の減量作戦
これまで何度も書いた通り、私は有酸素運動+食事制限から減量作戦を始めた。有酸素運動はジムのマシンを使った早歩きだ。運動の流れは、以下のようなものだ。
①フリースペースでの軽いストレッチ(15分位)
②ランニングマシンでの早歩き~脂肪の燃えやすい心拍数に見合った速度で
(50分もしくは5km程度)
有酸素運動+食事制限による減量だと脂肪は落ちるが、筋肉も落ちることに気づき、途中から筋トレを追加した。運動の流れを次のように変更した。
①フリースペースでの軽いストレッチ(15分位)
②マシンを使った筋トレ~腕&体幹と脚に分けてそれぞれ中2日空けて実施(20分位)
往復10回を2セット(セット間の休憩は20秒)
③ランニングマシンでの早歩き~脂肪の燃えやすい心拍数に見合った速度で
(50分もしくは5km程度)
④運動後にプロテインを摂取
たんぱく質不足を補うために初めてプロテインを飲み始めた。選んだのはココア味のホエイプロテインだ。「牛乳に含まれるタンパク質の一種でヨーグルトの上澄みにできる液体のことをホエイ(乳清)といい、このホエイに含まれるタンパク質がホエイプロテイン」だそうだ。牛乳に混ぜて飲むとアイスココアのようでおいしい。
最初、筋トレマシンの使い方がよく分からなかったためマシンを使わない方法を検討したが、ジムではフリースペースで筋トレをすることが通常、禁止されていることを知ってマシンによる筋トレから始めた。家で筋トレをすることも考えたが、あいにくそんなスペースもないし、これまでの経験から家でやれば三日坊主になることは分かり切っていた。
マシンも慣れてくれば、それ程難しいものではなく、要は重りを使って目的の部位の筋肉に負荷をかけるだけのことだ。私は、筋トレもランニングマシンのように早歩き程度の軽い負荷をかければいいのだろうと思っていたが、筋トレはぎりぎり10往復できる程度の負荷を短時間かけるのが効果的だそうだ。
筋肉の部位によっては連続して多くの回数をやる方が効果的だという記述もある。例えば、腹筋運動は連続して多くの回数を行った方が望ましいそうだ。だから筋トレについては試行錯誤で効果を自分で検証していくしかないと最近思っている。
さらに言えば、有酸素運動と筋トレの割合も目的によって考えねばならないようだ。なぜなら前にも書いたように有酸素運動と筋トレを同時に行うことはアクセルとブレーキを同時に踏むような行為でその効果を相殺しかねないからだ。脂肪だけを落として筋肉だけを増やすような虫のいい方法は存在しないようだ。
食事制限も途中から少し内容を変更した。減量1ヶ月目から運動後におにぎり1個とヨーグルト1個を食べている。ちなみにヨーグルトはギリシャヨーグルト(ダノン オイコス 脂肪ゼロ・プレーン・加糖 110g)を食べている。ねっとりした触感が気に入り、昼のヨーグルトの定番にしている。
運動をしないときは、家では昼にインスタント味噌汁かインスタントスープを飲んでる。出先では、「Soup Stock Tokyo」かカフェでスープを飲むことが多い。早い夕食を食べる予定のときは何も食べない。ただし、家内は家でも外でもだいたいスープかコーヒーでパンを食べており、昼食を抜くことはない。家にいるときは3時頃に紅茶を飲みながら干しイチジク1個とプロセスチーズ2~3切れ、チョコレート2~3片を食べている。
出先での夕食はだいたい3時半か4時半位の間に食べ始め、5時か6時には食べ終えている。こうした早い夕食を採ったときの翌日の体重は通常より1kgくらい体重が少ない。家での夕食は8時位までに食べ終えるようにしている。
夕食はたいてい晩酌をしながら食事を採っている。晩酌のつまみにたんぱく質不足を補うために鳥の胸肉にネギとショウガを乗せてを塩と酒を振って電子レンジで蒸してからスライスしたものを食べている。食べ物は野菜を必ず食べること以外何の掟もない。
塩分も制限していない。お昼は運動したときだけおにぎりを食べる程度なので以前に比べ1日の塩分摂取量は相当減っているように思う。減量作戦を始めるまでは昼に麺やうどんを食べることが多く、スープは残さず飲んでいたから塩分の摂取量はかなり多かったはずだ。
朝食も筋トレによるたんぱく質不足を補うためにゆで卵1個と豆乳を足し、バナナを半分から1本にした。他には皮ごと食べられるブドウとヨーグルトを食べ、最後に紅茶を飲んでいる。
👉筋トレとダイエットにバナナを!運動するならおすすめな栄養源!
本当は血圧対策のつもりで始めた減量作戦が凝り性がたたり、健康な体づくりにまで発展しつつある。だから減量作戦の中身は今後も進化?もしくは変身を遂げていく予感がしている。そのうち血圧改善が目的だったことも忘れている可能性がある。
人間というのは身勝手な動物だ
人間というのは成果が出ると前向きになるもののようだ。以前は高い血圧を認めるのが嫌で家で血圧を測らなかったのが今では毎日、血圧を測り、ジムに行けば体重を測ることが楽しみになっている。
胴回りのサイズはこの先、縮むことはないだろうと思い、サイズの合わなくなったズボンはみんな処分してしまっていた。ところが最近まで履いていたズボンがゆるゆるになるや、サイズが小さいことを理由に処分したズボンを惜しがっている滑稽な自分がいる。しかし、サイズが合っているズボンは最近買った2本しかないのも現実だ。だから世の中分からない。
実際の計測結果
私のブログを読んでもデータを見なければ納得ができない人もいると思うので一部データを公開したい。ただし、個人情報なのでデータの扱いにはご留意願いたい。
結論から言うと家内の方が成績がいいようだ。家内も私と同じようなメニューで減量作戦を続けている。二人の違いはほぼ食事だけだ。家内の朝食は基本的に私と同じだが、他にパンを食べている。運動しない日の昼もスープかコーヒーを飲み、必ずパンを食べており、牛乳をよく飲むので栄養状態が私よりいいのかもしれない。間食もしっかり摂っている。
にもかかわらず家内は体重の減少より体脂肪量の減少の方が大きく、筋肉量の増加によって基礎代謝も上がっている。私と違って足の筋肉量も増加している。減量作戦に便乗参加しておいておいしいところを持っていくタイプのようだ。
一方の私と言えば、お正月の2日間は朝からお屠蘇を飲み、ごちそうと雑煮を食べたらすぐに体重が増えてしまった。ジムで測ったら標準体重近くまで体重が増加していた。その後、元の体重に戻すのに1週間位かかってしまった。食べ過ぎたときの脂肪予備軍の水分は脂肪に変わる前に早めに水抜きする必要があるようだ。
午前中に食べる炭水化物は、私の場合すぐに体重増加につながりそうだ。一方、家内はお正月に同じものを食べながら体重は増えていなかった。私より太りにくい体質なのかもしれない。だから家内と同じような食事をすれば、私はリバウンドする可能性が高い。
家内は減量を始める前から体重は標準体重マイナス1kg未満でBMIから言えば減量の必要はなかったが、体脂肪率がわずかに標準を超えていた。いわゆる隠れ肥満だった。現在は体脂肪率も標準範囲の下半分くらいにあり、BMIはこれ以上痩せると標準を下回るレベルだ。
それなのに本人は満足していないようだ。嗚呼、女の気持ちは分からない!腹囲も8cm近く減少しているのだから何が不満なのだろうか。腹囲が減っても衣装持ちの家内は全然困らない。不用なものでも取っておく性格なので困らないのだろう。
私の基礎代謝は減量作戦開始前よりわずかに減少してしまったが、調べてみたら同世代の人と比べて私も家内も標準より高いようなので現在は筋肉量や基礎代謝にあまり一喜一憂しないことにした。
ただ、体脂肪率にはこだわりたいと思っている。現在、体脂肪率は20%を切っているが、できれば15%くらいにできないだろうかと思っている。高望みかもしれないが…
👉理想の体脂肪率(男女別)【ナイスバディや細マッチョの指標】
下の表は私と家内の減量作戦開始前から直近までの計測データだ。ジムの体組成計で計測したデータを加工したものだ。減量開始前のデータを100とした指数で表示してある。成果欄には実測値の増減を示した。
これから減量を始めようという人の参考になればと思い、掲載することにした。データはあくまで個人的な結果に過ぎないので同じように挑戦した場合の成果については保証できない。しかし、私と同じように減量作戦に便乗したずぼらな家内が成果を出しているので同じようにやれば減量できる可能性はあるように思う。
なお、ジムの体組成計は私たちが家庭で使っているものと同じ仕組みの業務用だ。家庭のものより当然、精度は高いはずだが、その仕組みは「体に微弱な電流を流して抵抗値を測定する方法です。ほとんどの家庭用の体脂肪計・体組成計がこのインピーダンス法を採用しており、体に害のない微弱電流を体内に流すと同時に、あらかじめ用意してあるデータとの照らし合わせや計算式などで体脂肪率(除脂肪体重)を測定する」ものだ。
アスリートが計測に使う機器とは方式も異なり、アスリート用の機器の価格が1,000万円以上するそうだ。だからと言ってインピーダンス法方式の機器が信用できないということにはならない。少なくとも同じ機器で計測すれば、比較可能なデータが取れるのでプロが使う機器のような精度がなくても傾向を把握するには十分なように思う。
👉ジムと自宅の体脂肪計はなぜ数値に差が出るの?家庭用の体重計は信用できない? 家庭用体脂肪計の正しい見方をご紹介。正しい見方が分かれば停滞期も突然の体重増加も怖くない!
私は減量の効果をジムで計測した数値で比較したときに実際の体感と一致しているように感じる。しかし、家庭で計測したデータとジムで計測したデータを比較することは無意味なように思う。少なくともジムに設置されたインピーダンス法方式の同一体組成計を使って定期的に計測したデータを比較する場合、誤差があることを認識して利用するならデータは十分役立つと思う。 おしまい
(追記)筋トレの効果はまだあった!
脚の筋トレを始めてからこむら返りが起こらなくなった。筋トレをしてなかった頃は、朝起きたときによくこむら返りで悲鳴を上げていた。しかし、筋トレを始めてからは記憶する限りでは1回だけだと思う。
また、車を運転していてときどきペダルを踏む右足のくるぶしの上あたりが攣ったような痛みがあったが、最近は記憶にない。さらにソファーから立ち上がったときにひざの関節が鳴ったがこれも気が付いたら最近は音がしない。
先日、家を出るのが遅くなり、小走りでバス停まで向かったが、今までのように息切れがしなかった。こうした現象に思い当たるともっと早く筋トレのトレーニングを始めていたら人生観も変わっていたかもしれない?
まだコメントはありません。