■新しい働き方を創造する人たち
20代半ばで私が会社を辞める決断をしたとき、モデルケースとなったのは女性の友人や先輩だった。
限界を感じるとステータスのある仕事でもあっさり辞め、外聞にこだわらずにより自分に合った仕事へと移っていくのに対し、男の友人たちは独身でも生活を理由に我慢し続ける。
私は、自分に投資するためにはリスクをとれる女性たちの自由な姿勢に、未来を感じた。…
学歴も実務能力も備えた女性たちが、報酬も地位も高い仕事を捨てて、NPOに転職する例が増えているという。…
彼女たちはボランティアをしたいのではなく、あくまでも自分を偽らずに能力を発揮できる仕事場としてNPOを選んでいる。…
給与の低さなど、深刻な課題は山積みだが、それでも地道な変化のほうへと動いていくN女の姿は、あらゆる人にとって将来の働き方のモデルケースとなるだろう。
(ブック・アサヒ・コムより抜粋)
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