血圧の改善のために2年前に始めた減量とジムでの運動が最近は日常生活の一部となっている。以前は体重が増えても年を取れば仕方ないとあまり気にしていなかった。着やせするタイプなので周囲からはスリムだとさえ思われていた。
血圧が上がり出しても自分は低血圧タイプだからサプリメントを利用すればいずれ改善するだろうという根拠のない思いを持っていた。しかし、肥満が原因と思われる疾患で診てもらった医者から血圧を下げるための生活改善を求められるようになり考え直した。
これが以前から人間ドックで指摘されていた病気の疑いについても専門医を受診するきっかけとなった。私は若い頃は医者に行かないで風邪でも花粉症でも自然治癒力で対応できると信じていた。だから明らかに酷い症状でなければ医者にも行かず市販の薬も飲まず、医者にかからないことを内心誇りに思っていた。
しかし、60を過ぎてからそれが誤りだったことを悟った。病の指摘をされたら初期の内に医者に診てもらい、原因を確認して対処するべきだと現在では思っている。
医者の血圧改善の勧めをきっかけに私の日常生活は大きく変わった。自覚していなかった慢性病の治療もした。以前、医者から定期的に血圧を測るように言われたときも血圧が高いことを認めるのが嫌で家では血圧を測らなかったのに今では毎日血圧を測って記録している。体組成計に毎朝乗って体重と体脂肪をチェックしている。
人間、きっかけがあればいつでも生活習慣を変えることができる。そのためには成功体験が必要だ。私の成功体験は食生活の改善とジムでの運動で減量に成功して血圧が下がり、血液検査の値も驚くほど良くなったことだ。
減量を始めてから昼食の量を減らすことで一日の摂取カロリーをコントロールしている。実際はコントロールという程、大袈裟なものではない。家にいるときはお昼はみそ汁と果物だけ。ジムで運動したときは運動後におにぎり一個とみそ汁を採る。それだけだ。
朝食の内容も変えた。朝食は毎朝、リンゴ等の季節の果物、バナナ一本、牛乳、ゆで卵、紅茶の繰り返し。これが全然あきないから不思議だ。
私はもともと間食はしない。しかし、減量を始めてから家でおやつを採るようになった。最近のおやつは干しイチジク一個、カマンベールチーズひとかけ、一杯のココアだ。
夕食は晩酌しながらつまみに鳥の胸肉のスライス(胸肉にお酒をかけて臭み取り用のネギの青いところとしょうがを乗せて電子レンジでチンしただけ)を梅肉を付けて食べるのが日課になっている。夕食は必ず動物性や植物性のタンパク質と野菜を食べるというルールだけだ。食事制限という意味で強いて言えば、大好きな白米(正確には麦飯等の雑穀入りごはん)は一膳半までということぐらいだ。
こうした食生活のおかげで一日の塩分量は以前の半分くらいになっていると思う。朝と昼の食事が決まっているので麺類を必然的に食べなくなった。以前はランチによくうどんやラーメンを食べていたが、白米(昼のおにぎりを除く)が晩しか食べられなくなったのでどうしても晩は白米が食べたい。
夕食については食事の時間を気にしている。午後7時までに食べ終えることを目標にしている。早いときは5時くらいから食べ始める。しかし、実際には食べ終わるのは平均すると8時くらいになっている。遅くなる原因は晩酌だ。一応、週一回休肝日にしている。
夕食を7時までに終えた翌日の朝の体重はだいたい一キロ違う。健康診断の前日の食事が午後8時までという理由が理解できる。
生活改善が日常化したことで減量もジムでの運動も生活の一部となった。生活改善が続いているのは血圧が元に戻っただけでなく、体重が平均8㎏(日によってプラスマイナス1kgくらい違う)減り、BMIは21~22の間、体脂肪率も18から20%(以前は27%以上)で安定しており、リバウンドもしていないという成果のお陰だ。
ジムでの運動メニューはストレッチ(20分)→筋トレ(30分)→有酸素運動(50分)を基本にしている。ジム通いは週3~4日、ただし筋トレは週2回。有酸素運動はマシンを使った早歩きのみ(運動中の心拍数を脂肪が燃焼しやす値で維持)。
ジムに通うようになって家で風呂に入ることが少なくなり、ガス代と水道代の節約になっている。風呂掃除の負担が減っていることも評価ポイントだ。
こうした生活改善により外でランチを採ることがほぼなくなった。ほぼというのは友人や知人と外でランチするときは相手に合わせているからだ。
家内と外出したときは私はランチは採らない。家内はランチ代わりに茶店でサンドイッチやスープを採ることが多い。その代わりに夕食を通し営業の店で早めに採ることにしている。
大抵4時過ぎ(早いときは3時半過ぎ)くらいからテーブルにつき、混み始める6時までには食事を終えるようにしている。飲んでしっかり食べている。それでも翌朝の体重は普段より1㎏は少ない。私の子供の頃の晩御飯は夕方から食卓についていた。昔は健全だったと思う。父親も5時過ぎには帰宅して一緒に食卓を囲んでいた。
我が家に限らず、昭和30年代の食卓はどこの家も同じようなものだったような気がする。今は誰もが経済にばかり目を向けるから世の中が生きづらくなっているように思う。個人的には衣食住に困窮しなければ今ほどの便利さはいらない。
私はコンビニを公共料金の支払いや銀行のATM代わりに利用しているだけでたまに昼用のおにぎりを買うだけだ。だからせいぜいコンビニは午後7時まで開いてれば十分だと思う。ある程度の不便を許容できるなら、世の中にあるものの大半はあれば便利だが、ないと生活に困る程のものはあまりないように思う。
私がコンビニであまりものを買わないのは理由がある。それは日持ちをよくするためにほとんどの商品が添加物まみれだからだ。これも便利さの代償なのだろう。添加物が入っていても“ただちに健康に影響を及ぼしません”ということなのだろう。原発も添加物も経済優先の立場からすればその危険度は国としてはたいした問題ではないのだろう。
これから日本の人口は減少していくのだから電力需要も減って行くはずだと思うのになぜ原発を維持しないと電力が足りなくなるのか誰か説明してほしい。それとも電気自動車を走らせるために大量の電力が必要なのだろうか。中国が急速に電気自動車にシフトしているが、それは本当に正しい選択なのだろうか。
👉電気自動車が普及すると、電力網を「破壊」するかもしれない──問題解決のために、いまやるべきこと
こうしたことはすべて経済という脈絡の中で出てくるものなのだろう。誰も経済より国民の幸福を優先するべきだとは言わない。しかし、日本は経済成長はしたが、国民は幸福になったのだろうか。経済は国民を幸福にしたのだろうか。
大学に行くのも将来、より高い収入を得て経済的に恵まれた生活を手に入れるためだという。だけど大学を出たら高い収入が得られるという保障などどこにもない。それどころか大学に入るために借りた奨学金で自己破産する人もいるのが現実だ。大学を出ても幸福にはつながらない。大学出のろくでなしは世の中に掃いて捨てる程いる。
無償の奨学金で誰でも大学に入れるようになったら、おそらく大学に行く価値はなくなるように思う。そこにあるのは大学の格差の拡大だろう。経済的に豊かになれる大学とそうでない大学がより顕在化するだけだと思う。だから、誰もが入れる大学は国民を豊かにしないし、幸福にすることもない。経済という脈絡だけで本当にいいのだろうか。
ちょっと脱線しすぎた。今日は通し営業で美味しい料理を提供しているお店を紹介する記事を書くのが目的だった。
私が考える通し営業のお店の条件は第一に料理が美味しくて食材が新鮮であることだ。第二にお店が小さくても清潔でくつろげること。第三に値段が手頃でまた次に寄りたくなる魅力があるお店だ。そして美味しいお酒が飲めることも条件から外せない。
第一位 大衆割烹 三州屋 銀座店
第二位 もつ焼き 栄司
第三位 とんかつ 寿々木
第四位 ランチョン
第一位の「三州屋」は新鮮な鮮魚が一番の売り。刺身の盛り合わせは厚切りで新鮮な切り身はどれも美味しい。必ず食べたみたいのが「鳥豆腐」。醤油味のだし汁に鶏肉と豆腐と春菊が入っている。あっさりしていて体も温まる。新鮮な魚を使った各種定食が用意されているのでお酒を飲まないひとでも楽しめるお店だ。相席が基本だが、カウンターが空いていれば内気なひとでもOK。ちなみに、午後5時前に定食を注文するとみそ汁の代わりに鳥豆腐が提供される。鳥豆腐は単品と同じものだからとてもお得だと思う!
第二位の「栄司」は新鮮なもつを使ったやきとり(やきとん)や創作料理が美味しい。もつ煮込みを注文するときは煮込み豆腐を追加するといい。マカロニサラダもおすすめだ。
第三位の「とんかつ 寿々木 」はメインはとんかつ定食だが、ランチ時間を外せばお酒もOK。つまみのおすすめはメンチかつ(280円)、だし巻き玉子(450円)、特製オニオンサラダ(380円、テーブルのゆずドレッシングをかけるのがおすすめ)だ。お酒の種類は少ないが、ビール、日本酒、焼酎が選べる。日本酒は純米超辛口の春鹿(500円)がおすすめ。お酒を飲まない人には衣がサクサクで身が柔らかいひれかつ定食がいい。ごはんとキャベツがおかわり自由だ。
第四位のランチョンは生ビールと洋食が美味しいビアレストランだ。ホームページには「オープンは11時30分、ラストオーダーは夜の9時(土曜は夜8時)。そう、うちは通し営業なんですよ。お料理もね、営業時間中ずっとお召し上がりいただけますので、どうぞ、昼間っからビールを飲んで、ゆったりとお過ごしくださいませ。ここには、そんな〝お仲間〟がたくさんいらっしゃいますから。」と粋な案内を載せている。飲み物は生ビールはもちろんだが、「ランチョンワイン(赤もしくは白)」のハーフボトルもよく注文する。料理は「自慢メンチカツ」と「ニシンのマリネ」、「ガーリックトースト」を決まって注文する。