最近、用事で都内を電車と徒歩で移動した。iPhoneのヘルスケアアプリでアクティビティを確認したら、その日の歩行距離は11.6㎞、歩数にして17,132歩だった。
予定より時間がかかり、途中、地下鉄のホームのベンチに座って家内といっしょにコンビニで購入したおにぎりを1個ずつペットボトルのお茶を飲みながら食べた。その様子を見た人に我々の姿がどう映っただろうか。老年の夫婦が昼過ぎにランチ代を節約してこんな所でわびしくお昼を採っていると思ったことだろう。
外出したときの昼はたいていカフェに立ち寄るが、私はいつも飲み物だけで、家内は軽いサンドイッチ等を食べる。お昼におにぎりを食べるのは午前中ジムで汗を流したときだけだが、その日は随分と歩いたので少し空腹を感じてコンビニでおにぎりを買った。
その後も予定が押せ押せになり、7時近くまで夕食を食べることができなかった。外出先で外食をするときは昼を食べずに早すぎる夕食をとるのが我が家の習慣になっており、いつもなら6時前に食事が終わっている。
昼の食事を抜く習慣(正確には運動したときにおにぎりを食べ、運動していないときはみそ汁だけ)は血圧改善のために始めた食事制限だ。ジムの運動とこの食事制限による減量で血圧が改善し、血液検査の数値も良好に推移している。
だから7時過ぎの外食には少し抵抗があったが、久しぶりにお粥で有名な神保町の咸亨酒店 (カンキョウシュテン)に立ち寄ってみた。消化の良いお粥を食べて帰るつもりだったが、気が変わり、最初にお酒(私がビール、家内が杏露酒のお湯割り)とつまみになりそうなものを頼んだ。
減量を始める前はこの店でよくランチを食べていた。お粥と好きなもの一品をセットで食べることができるハーフ&ハーフを食べに来ていた。しかし、この日は「旬のお薦め」の中からつまみになりそうな料理を始めに注文した。料理はどれも美味だった。
つまみを数点注文して最後に上海焼きそばとチャーハンを頼んで家内と分けあった。ちょっと食べ過ぎたような気がして明日の朝の体重が少し心配だった。しかし、翌朝、ヘルスメーターに乗ったら予想外に良好な数値が表示された。私も家内も血圧がいつもより低いぐらいだった。
それで思いあたったのが、前日の歩行距離だ。これ以外に血圧が良好な要因は考えられない。健康にはやはり歩くことが大切なのだと実感した。ただ、それだけの話だ。
おしまい