コロナの影響でしばらくブログを休んでいた。現在、天気の日は自宅周辺を小一時間程歩いて体力の維持に努めている。
コロナによる自粛生活は悪いことばかりではない。普段、取り掛かれないでいた懸案事項のいくつかを消化することができた。
例えば、使わなくなって放置していた古いパソコンは処分するつもりでいたが、たまたまYouTubeで見た動画に刺激を受けてCPUを交換をすることでPCの寿命を延長することができた。もし、コロナで自粛生活を強いられなければ、おそらく古いPCは廃品回収にでも出していただろう。メルカリやヤフオクで売るのは面倒に感じていたからだ。
最初の1台のPCの改造をきっかけにして2か月で10台以上のPCに手を加えた。どんなことも成功体験から物事は始まることが多い。ただし、CPUを交換したのは5台だけだ。CPUを交換できるPCとできないPCがあるからだ。CPUの交換の最低条件は、CPUがはんだ付けされておらず、CPUが外せるソケット方式であることだ。
CPUが外せないものは分解して、CPUの熱を逃がすためのグリスを新しいものに塗り替えた。ただし、バッテリーも内蔵方式になっている薄型の新しい(といっても3年くらい使用しているが)PCには手を加えなかった。分解するための情報が見つからなかったためだ。今回、PCの分解についてはある程度の知見を得ることができたので分解することは可能だったかもしれないが、あえてリスクを取らず、挑戦は先送りにした。
詳細については、ディスクの形式別(MBR形式か、GPT形式か)のWindows10のクリーンインストール問題とPCの手入れもしくは改造というテーマで後日、ブログに載せたいと思っている。
さて、ここからタイトルの「深夜食堂」の件となる。コロナによる自粛生活前からテレビを以前ほど見なくなっていた。毎日、番組表をチェックしてため息をついていた。クイズ番組と惰性的なバラエティ番組ばかりでテレビを切っている時間が長くなっていた。コロナによる自粛で再放送ばかりになり、最近は見たい番組が0の日が多い。
見たい番組がないときは、WOWOWで録画してあった海外ドラマシリーズを見ている。不思議と刑事ものやSFでも海外のドラマの方が字幕版であっても感情移入がしやすい。
ネットでふと目にした「平岳大、英国アカデミー賞TV部門で主演男優賞にノミネート」という記事に惹かれ、Netflixのサイトを覗いてみた。
👉イッキ観ドラマ 平岳大と窪塚洋介が刑事&ヤクザ兄弟に! 殺人事件の犯人は死んだはずの弟?『Giri / Haji』
「Netflixの手続きはとっても簡単。面倒な契約や拘束は一切ありません。たった数回のクリックで、オンラインで簡単にキャンセルできます。キャンセル料金は一切なく、アカウントの開始やキャンセルはいつでも可能です。」というフレーズにいつでもやめられるならとNetflixに加入してしまった。
わが家のソニー製のテレビのリモコンの真ん中に赤字の「NETFLIX」ボタンがあるのに初めて気が付いた。テレビは購入したときにネットに接続していたが、たまにYouTubeを見るくらいでテレビでネット接続することはほとんどなかった。
メールアドレスを登録してパスワードを設定するだけで加入手続きは完了だ。無論、クレジット番号の登録は必要だ。ログインはメールアドレスか携帯電話番号のどちらかとパスワードを入力するだけ。
加入手続き後、さっそく気軽に見られそうな番組を検索していて「深夜食堂」のタイトルが目に入って来た。「孤独のグルメ」は日中の再放送でつまみ食いしたことはあったが、深夜食堂はタイトルだけで内容はまったく知らなかった。そもそも、深夜に番組を見たり、深夜に放送されている番組をWOWOW以外で録画して見ようと思ったこともなかった。
1話完結のコマーシャルの入らない「深夜食堂」は映画の短編を見るような感覚で面白い。2日目ですでに第2部に入っている。
NHKの「ドキュメント72時間」のドラマ版を見ているような感じだ。「孤独のグルメ」はグルメの紹介番組のような感じだが、「深夜食堂」は料理は思い出の素材として登場するだけで素朴な料理ばかりだ。ラーメンに至ってはインスタントラーメンが使われていた。
客が食べたい料理を注文し、店主が作ることができる料理なら何でもOKというのがこのドラマの設定だ。主役は料理ではなく、料理を注文した客の人生だ。
見終わった後にほのぼのした気持ちになれる佳作だ。最近、話題になっているテレ朝の「ポツンと一軒家」も家は主役ではなく、住人の人生が主役だから見る人の共感を呼ぶのだろう。
ナレーションの語りがこころに沁みる。公式サイトの「小腹も心も満たします。」という表現がしっくりくる。
繁華街の路地裏にひっそりと佇む “めしや”。
営業時間は深夜0時から朝の7時ごろまで。
人は「深夜食堂」って言ってるよ。
性別も、年齢も、境遇も異なったさまざまな客が店を訪れては、カウンターで生まれる小さなドラマ――。
忘れられない味、そろってます。
今日もつづきを見る予定だ。しかし、「めしや」がある場所が、コロナで関心を集めている新宿の歌舞伎町というのがちょっと皮肉でもある。 おしまい