街づくりと少子高齢化をテーマに情報を追う!交通利便性と生活利便施設の問題が大切!
〇「2050年日本の破局」を防ぐ持続可能シナリオ AIが示す人口減少時代の「地域分散型」の未来~その内容は、財政赤字、少子化、環境破壊など約150の社会的要因からなる因果連関モデルを作り、2050年の日本社会が取りうる約2万通りのシナリオを分析し、日本が持続可能となるためにはどのような対応が必要かを明らかにするというものでした。出てきた結果は、未来の日本の持続可能性にとって「都市集中型」か「地方分散型」かという分岐が最も本質的であり、その分岐は今から6~8年後に生じる蓋然性が高く、かつ人口や地域、格差や健康、幸福といった観点からは「地方分散型」のほうが望ましいという内容でした。…ドイツのエアランゲンという、人口約10万人の地方都市の中心部の様子です。印象的なこととして、ドイツのほとんどの都市がそうですが、中心部から自動車を完全に排除して歩行者だけの空間にし、人が「歩いて楽しむ」ことができ、しかもゆるやかなコミュニティ的つながりが感じられるような街になっているという点があります。ベビーカーを押す女性や車いすに乗った高齢者がごく自然に過ごしている様子がわかります。加えて、人口10万人という規模の都市でありながら、中心部が活気あるにぎわいを見せているというのが非常に印象的で、これはここエアランゲンに限らずドイツの中小都市に広く言えることです。残念ながら、日本での同様の規模の地方都市はいわゆるシャッター通りになり空洞化しているのがほとんどという状況です。…このように考えていくと、令和という時代の中心テーマは、ほかでもなく「人口減少社会のデザイン」ではないでしょうか。
そこでもっとも基本となるのは、昭和(~平成)的な「拡大・成長」志向そして“集団で1本の道を登る”発想から抜け出し、あるいはそこから自由になり、「持続可能性」や個人の創発性に軸足を置いた社会のあり方に転換していくことです。
〇地方消滅時代 生き残るのは「暴言市長」が話題のあの街か~泉市長は明石市で「ベーシック・サービス」を導入しました。「ベーシック・サービス」とは「ベーシック・インカム」に対抗して出てきた考え方で必要な人に必要なものをわたすサービスです。浸透すれば、ありとあらゆる町に子ども食堂があり、医療も介護も無料で受けられる。一見するといいことずくめに思われますが、極端な選択と集中も必要になる。…興味深いのは明石市では人口が増えていたこと。それも社会増、自然増ともに、です。…子育てに力を入れるために、道路や上下水道などのインフラ整備にかける経費を大幅に削り、子育てに振り分けたそうです。たとえば保育料は2人目から無料など2人以上子どもがいる世帯を手厚くサポートした。全小学校区に子ども食堂をつくり、大学生ボランティアが学習支援なども行う。保育士の給与も大幅に上げたので、近隣から優秀な保育士も集まってくるようになった。さらには行政として離婚後の子ども養育支援にも力を入れているから一人親世帯も留まることができる。…市長は徹底的な集中と選択で、工場誘致やインフラ整備などの公共事業に見切りをつけ、一方で明石市を生活の拠点にしようと考えた。
〇民間主体のまちづくりが起こした奇跡。仕掛け人が語る、成功の秘密(前編)~中心地であるはずの商店街もさびれる一方だったという。そんな街の危機に立ち上がった3人のリーダーは街じゅうを巻き込み、やがて「できっこない」といわれた奇跡を起こした。今や年間120万人を集め、商店街をも復活させる起爆剤となっている「フラノマルシェ」。その仕掛け人となったのが、「ふらのまちづくり株式会社」の代表を務める西本伸顕さん。成功のポイントと、地方におけるビジネスの可能性、これからのまちづくりのヒントを探った。
〇一人のよそもの建築家がシャッター商店街を甦らせた~名古屋の円頓寺商店街と言っても、名古屋以外の人にはわからないだろう。名古屋駅と名古屋城の中間に位置する古い小さな商店街だ。かつては名古屋の三大商店街だったがご多分にもれず近年、シャッター通りと化していた。それがこの10年で、にぎわいを取り戻したという。
〇福岡の人口がどんどん増え続けている理由~そうした福岡の魅力のひとつは「コンパクトさ」。特にバス交通の利便性の高さは、ほかにない魅力となっている。鉄道やバスを中心に福岡のまちづくりを担ってきた西鉄グループの倉富純男代表に聞いた――。
〇「地方創生」連載の筆者が選ぶ 一向に進まぬ「地方創生」現実の厳しさを教えてくれる書籍3選~マスコミは自ら汗をかいて達成したほんの一部の成功例を持ち上げ、前向きな未来を描こうとするが、それが現実の表層しか見ていないことをこれら3書がはっきりと伝えている。日本が大きな岐路に立たされる中、地方創生の現実をもっと多くの人が知る必要がある。そのために最適なのがこれら3書ではないだろうか。
〇街づくりは「武蔵小杉化」だけが正解ではない 「スペック」で測れない街の魅力があるはずだ~もしも終の住処として、武蔵小杉やみなとみらい、湾岸豊洲のタワーマンションなんかを買っているとすれば、住民は一斉に高齢化していきますから、相当まずい状態になっていく。今の郊外のニュータウンみたいなものが、縦に積み上がったものになる。
○コンパクト・シティ政策に必要とされる視点~従来の日本のコンパクト・シティ政策では中心市街地の活性化が主な目的になっている。…一方で、地方におけるコンパクト・シティ政策としてより重要な視点は、「財政のコンパクト化」ではないかと私は考えている。
〇人口減少時代のモデル、夕張市「コンパクトシティ計画」 20年かけ住民集約実行中
*住人が1人でもいれば市は水道などのライフラインを維持しなくてはならない。年間2億円近い負担があり、最盛期には12万人いた人口も1万人を割っている。更に全国トップクラスの高齢化率で人は減るばかりだ。これに対し夕張市は「コンパクトシティ計画」を打ち出し実行中だ。広く分散している空き家の多い住宅を、市の中心に20年かけて集約。市役所や商店を一か所に集めることで市民は暮らしやすくなり、市は維持管理費を削減できる。
〇菅官房長官の懐刀・改革派“変人農家”が怒りの出馬!地元自民と戦い 政権は見殺すのか
*「米1俵(約60kg)からおにぎりが何個できるか知っていますか」~答えは約1400個。岡本氏が訴えたいのは、いかに農家が付加価値を取り逃がしているか、という点に尽きる。…岡本氏は、この付加価値を農家が取り戻せば、補助金に依存しない農業が展開でき、地域経済に好循環をもたらすと考えている。…「ふるさと弁当構想」を発展させるかたちで、岡本氏は今回の選挙での主要政策を打ち出した。その政策の中心には、渥美半島内に「産直広場兼バスステーション」を置くことが掲げられている。…施設とバス網を関連付ける狙いは、地方の公共交通網の維持整備のためだ。渥美半島では限界集落のようなところも出始めており、交通網がなければ学生は通学できず、運転できない高齢者ら住人は買い物にも行けないので、ますます人が住まなくなる。
〇地方創生の限界は、いったいどこにあるのか 自治体問題の権威が安倍政権の政策に警鐘
*地方創生は道州制に向けたステップだ 。
〇「地方消滅」は、やはり岩手県で売れていた あの本は47都道府県のどこで売れたのか
*『地方消滅』が発売された8月以降に購入された「併読書」本ランキング掲載
1位「地方消滅の罠」 8位『農山村は消滅しない』
*高齢者がまちなかに出たくなる仕掛け、「おでかけ定期券」と「孫とおでかけ」支援事業
*ファイルサイズ(PDF:12MB)が大きいためダウンロードに時間がかかります。
〇運賃上限200円「理想のバス」 国際学会が京丹後市と丹後海陸交通を表彰
「200円バス」は過疎地域の住民のニーズや、観光客にゆったり丹後地方をめぐってもらう目的で平成18年に導入。昨秋には宮津市と伊根、与謝野町にも営業路線を拡大した。
*ファイルサイズ(PDF:5.41MB)が大きいためダウンロードに時間がかかります。
○木更津市のシャッター通り*私は、無党派。街づくりというテーマで取り上げました。